未経験、スキルもないし子持ちだけど在宅webデザイナーを目指したい!何をやったら良いですか?
そんな疑問にお答えします。
結論、何歳からでも子供がいても未経験からwebデザイナーというお仕事は目指すことは努力次第で可能です。
31歳・1歳の子供を抱えて勉強スタート、現在が二児のママでフリーランスwebデザイナーとしてとしてお仕事して4年目になりました、リエ(@olioli_web) です。
「在宅webデザイナー、ママデザイナー」
ここ数年、目にすることが増えましたよが「本当になれるの?!」と気になりますよね。
正直言って「1ヶ月で〜」とかいう甘い世界ではないです。
稼げるようになるまでは大変!と断言できます。
ですが努力や積み重ねが身を結ぶ世界でもあるんです。
コツコツ少しずつ実績・経験を積み重ねていくことで会社員並み、それ以上の収入を得ることは可能。
私もスタート時は時給10円レベルでしたが、今は時給3000円くらいで家庭とのバランスをとりながらお仕事できるようになりました!
今は時代的にも在宅、フリーランスという働き方でも随分と働きやすくなりました。
そして30歳、40歳でも遅いということはなく何歳からでもチャレンジできるお仕事です。
この記事では、完全未経験&子育てをしながら在宅webデザイナーとしてきちんと収入を得るまでに実際に私がやったことを7項目に分け具体的に解説しています。
ぜひお役に立てれば嬉しいです。
①フリーランスwebデザイナーとして稼げるようになる!と覚悟を決める
いきなり「???」と思われるかもしれません。
しかし未経験、しかも子育てしながらという主婦の場合、この覚悟や熱意がないと正直続けていくのは厳しいです。
センスやポテンシャルは必要ありません。
でも大事なのは「絶対になるんだ!」「絶対やりたい!」という強い気持ちです。
- なぜやりたいの?
- どうしてやりたいの?
- webデザイナーになってどうしたいの?
- どうして働きたいの?
こんな質問を自分に投げかけてみると良いかもしれません。
とはいえ、私も「webが好き!」「デザインが好き」とかそういう情熱はなかったです。「家で仕事がしたい!」「キャリアを諦めたくない」という気持ちが強かったです。
- 夫が転勤族で外勤、正社員は無理そう
- 子供が小さいけど仕事があった方がバランスが取れそう
- 学歴なし、職歴なしで強いコンプレックス
- だけど専門スキルで人の役に立つ仕事がしたいという夢
- PCやスマホ操作がとにかく好き
- PCで結婚式や子供のポスターなどを趣味で作るのが好きだった
→割と得意なPCを使った仕事「webデザイナー」は合うかも?やってみたい!
→最初から在宅フリーランスという働き方でなんとかするしかない
とにかく何かしらの強い動機が大切なんだと思います。
情熱や強い動機があれば人は勝手に行動します。
②環境を作り1年間、徹底的にスクールでwebデザインを学んだ
覚悟が決まったらあとは環境を整え行動するだけでした。
- 学ぶ環境(スクール)
- 勉強時間の確保(一時保育&朝活)
- 物理的な環境(PCなど)
- 家族の理解
この4つを整え、1年間とことん学びに費やしました。
(1)学ぶ環境を作る(スクール)
独学やオンラインで一人でできる自信はなかったので、自分を追い込む意味も込めて通学式のwebデザイナーのスクールに思い切って入学しました。
今は、色々な学び方が選択できますが個人的には通学式のスクールはとてもおすすめです。
今でも一番良い投資だったと思っています。
・カリキュラムと期間が自動で決まる
・講師の先生に徹底的に質問できる
・フィードバックがもらえる
・webデザインを体系的にしっかり学べる
特にフリーランスで活動していきたい人は、制作会社などで経験を積むことができない分、みっちり学べるスクールで体系的にwebデザインを学ぶというのはおすすめです。
学びに終わりがない世界ですが、基礎の基礎を理解して実践できる力を最初につけておいたことが本当に助けになりました。
スクールには1年通学&猛勉強。
やっぱりスクールにしてよかったと今でも思うことがよくあります。
卒業生としてリアルなスクールレビューも書いています。
(2)勉強時間の確保(一時保育&朝活)
子持ち主婦の一番の壁は確実に「時間」です。
ママさんならわかると思いますが、世の中で一番時間のない人種だと私も思っています(笑)
だからこそ、時間を作るという工夫や努力が大切です。
当時1歳になったばかりの長男を抱えてのスタート、そして転勤族で頼れる親も近くにいないという状況でしたがなんとか時間を作り出していました。
具体的には
- 一時保育の利用(週1)
- 朝活の習慣づけ(AM3:00起き)
- 隙間時間もできるだけ勉強
- 自分時間はなくてもOK
かなりストイックに見えるかもしれませんが、勉強中〜2年目くらいまでは、子育てと家事以外の時間は本当に全てwebデザインに振り切りました。
それでもやっぱり勉強していて面白い!もっとやりたい!と思う自分に合う内容だったので夢中だったのかもしれません(もちろん苦労したことも多々あります)
(3)物理的な環境(PCなどハード面)
スクールでの勉強、時間を作ることと連動してくるのですが、ハード面の環境作りも非常に重要です。
- パソコン(Adobeのソフトが動くスペック)
- 使用するソフト(Adobe)はケチらない
- リビングなどにデスクを作りいつでもできるように
例えば「PCがめちゃくちゃ古くて動作が遅い」ということであれば貴重な時間が無駄になってしまいますよね。
また、学習で使用するAdobeのPhotoshopとIllustratorは必須なので購入した方が良いです。
専業主婦でも「毎日PCを開く」「フォトショやイラレを日常的に触る」この習慣付けがすぐに仕事ができた所以だと思っています。
私は最初は手持ちのノートPCを使っていたのですが、Illustratorを使っていると重くて落ちてしまうことが多く・・・PCはできるなら最初に投資した方が良いと思います。
おすすめはMac Book Air、資金に余裕があるならMac Book Proです(メモリは16GB以上を推奨)。
私も開業してからはずっとMacBook一筋。
作業効率が全然違います!
(見た目のテンションも)
\Adobe製品は毎年この方法で安くGet/
(4)家族の理解を得る
私の場合、子供がまだ小さかったので主に「夫」に対してでした。
夫は「共働き」「ダブルインカム」推奨派だったので、正直説得に時間はかかりませんでした。
そしてスクール資金も自分の貯金から出していたので、特に反対とかはなかったですが中にはあまり良い顔をしない旦那さんもいるかもしれません。
その場合、きちんと説得する、説明することが大事だと思います。
私の場合は「とにかく家で働けるようになりたい」「webデザイナーという仕事がある」ということをきちんと説明してスタートしました。
あとは家で作業するときは「仕事する!」(まだスクール通学中でもw)と伝えてPCに向かったり、制作したものを夫に見せたりしていました。
やはりコソコソやるよりも家族を巻き込んで、時には協力してもらうという体制を作った方がスタートはしやすいと思います。
余談ですが、後悔ポイントとしては、「勉強させてもらっているし、まだ稼げないから家事は私!」と完璧主義を貫いてしまったこと・・・。
お仕事スタートしてからのことも踏まえて、家事分担は早めに習慣づける、便利サービスや家電を導入するといったことも大事かもしれません。
あとは実家や義実家にも話をして、帰省した時は子供を見てもらったりしました
もしお子さんが理解できる年齢なのであれば「ママは勉強してるんだ!」と胸を張っていいと思います。
私自身は、実は当時は罪悪感たっぷりだったのですが、今となっては子供はちゃんと背中を見ていくれていたのかも?と思います。
おかーさん、しごとがんばってね〜〜
(とよく言ってくれます)
③すぐにフリーランスとして仕事ができるよう勉強中から仕事を意識した
1年で未経験で開業?どうやって仕事を?とよく驚かれるのですが、実際はスクール在学中から仕事にするということを強く意識して行動をしていました。
と言ってももちろん最初からではなく、ある程度のスキルが身についた半年〜少しずつスタートしました。
具体的には
- とにかく周りに「webデザイン勉強してる」と言い続けた
- 知人の名刺を無償で作らせてもらう
- 友人の依頼で無償でチラシなどを制作
- 制作物を講師に添削してもらう
- ビジネスSNS(Instagram)を開設
です。
「フリーランスとしてスタートするしかない!」と思っていたのでとにかく周りに「フリーランスwebデザイナーになるんだ」と言い続けていました(今思えば少し恥ずかしいですが・・・)。
ただそれが効いたのか、友人・知人が「こういうの作ってもらえるかな?」と声をかけてくれるようになったんですね。
もちろん在学中は自信もなかったので無償でやらせてもらうという形でしたが、この「実案件の制作」というのが何より勉強になったんですね。
当時友人の依頼で作成させてもらったお店のチラシ
↓↓↓
スクールの授業や課題はあくまで架空。
実際の仕事では「お客様」とその先のお客様「ユーザー」がいるのでそれを意識するのって本当に難しい!
また、制作した実案件をベテランの講師に見てもらい思い切り直してもらったり(笑)、アドバイスをいただけたこともすごく勉強になりました。
ただこの状態になれたのは、スクールでの基礎的な勉強とアウトプットをとにかく数をこなしたからだと思っています。
\スクールで勉強するならやっておきたいこと/
④未経験でも名乗れば「フリーランスwebデザイナー」開業してとにかく行動した
長くなりましたが、いよいよここからが実際のお仕事の話になります。
スクール卒業後は、ポートフォリオを作ったり、焦らず準備をしようと思っていました。
ですが在学中の行動のおかげで、友人知人からご依頼をいただけていたので2018年の4月に開業届を出して名ばかりですが「フリーランスwebデザイナー」に。
ただ本当に1年目、特に最初の半年は仕事はあるけど全く稼ぎになっていない(時給10円なんて案件も!)状態でした。
でも当時はお金をいただいてお仕事できること、制作したものが小さくても世の中に出ていくことがまず嬉しく、大変でしたがとにかく夢中でした。
友人知人の案件を格安&200%全力で取り組んだ
↓
実績をHPやSNSで出し続けた
↓
お客様のご紹介、SNSからも問い合わせがくるように
またお仕事に全力で取り組むと同時に、自分の販促品や自社サイトをしっかり作るということを意識しました。
- 屋号ロゴ
- 名刺(複数パターン制作)
- WordPress(オリジナルテーマ)で自社サイト制作
- 説明で使う資料制作
- インスタで実績を発信する
このあたりは、多少無理してでも時間を作ってきちんと作るように努力しました。
自社サイトは一番のポートフォリオ(営業ツール)にもなります。
そしておしゃれな名刺はデザイナーの武器!笑
最初はひたすら「自分発信(直接請け負う仕事)」で動いていましたが、インスタグラムの運用にも力を入れたことで半年後には企業さんからの業務委託案件のご依頼もいただけるようになりました!
開業して10ヶ月ごろにやっと月収10万円に到達した時はすごく嬉しかったです(と言っても時給換算するとまだまだアルバイト以下でしたが)。
⑤Webデザインで稼げるようになるまではとにかくできることを仕事に
Webデザイン、webデザイナーというと「ホームページ制作」「画像制作」「コーディング」というのがイメージできると思います。
もちろんそれがメインの仕事にはなるのですが、ある程度基本的なスキルがつくと応用できる仕事がたくさんあります。
- Photoshop
- Illustrator
などの画像制作ソフトが扱えると仕事ができます。
正直「webデザイン」っていう仕事は駆け出しデザイナー向けの案件はないことが多いです。
なのでイメージとしては「webとデザイン」のスキルを活かしてできることで少しでもお金をいただく経験をしていくこと。
やったことないことでもちょっと頑張ればできそうなことなら、思い切って受けてそこでスキルアップしていくイメージです。
一番最初にトライしやすいのは、名刺やチラシなどの印刷物の制作。
フォトショップとイラレが使えれば・・・
・名刺制作
・ロゴ制作
・チラシやパンフレット制作
・インスタ画像制作
・LINEのリッチメニュー制作
等々
このようにトライしやすい制作物が結構あるんですね。
もちろん、名刺デザインのセオリーは?インスタ投稿の画像サイズは?など知らないといけないこともありますが、これらは調べればすぐにわかることです!
私も1年目は本当に色んなジャンルのお仕事をしました。実際のお仕事を紹介します。
- ロゴ制作
- 名刺制作
- ポイントカード制作
- チラシ・DM制作
- ポスター制作
- LP制作
- webライター
- インタビュー記事執筆・制作
- WordPressでのサイト制作
- アメブロカスタマイズ
- 動画編集
等々
できることはやってみる!という精神で、そして一つ一つのお仕事に全力で取り組みました。
結果スキルもつきましたし、目に見える実績ができてそれを見てくださった方からご依頼いただき、リピートいただくという感じで2年目には仕事が回るようになりました。
得意や不得意、やりたい、やりたくないも数をこなすことで見えてきます!まずは食わず嫌いしないでやってみるは本当に大事。
⑥webデザイナーとして常にスキルアップを忘れない
正直どんな素晴らしいスクールでもパーフェクトなスキルは絶対に身につきません。
実案件の中で失敗や挫折も経験しながらスキルはどんどん上がっていくものです。
そして特にWeb業界に関しては、新しいものがどんどん出てくるので日々ブラッシュアップが必要な業界です。
「仕事をしながら新しい知識を身につける」
私もまさにそんな感じで、必要な知識や操作などは都度勉強し実験しながら仕事をしてきました。
具体的にスクール卒業から勉強していることはこんな感じです。
ほとんとが今も毎日勉強していると言っても良いくらいです。
- webマーケティング
- WordPressの詳しいカスタマイズ
- SEO対策
- Webライティング
- SNSマーケティング
- 動画編集
- デザイン理論
スクールに投資していたので、最初は資金もなく、調べてやってみて・・・で模索しながらでした。
でもおかげで調べて解決する力もつきました。
投資をして新たな学びをすることも必要なタイミングはあります。
ただ今は情報が本当に多い時代なので大抵のことはググれば(Youtubeもおすすめ)答えが見つかります。
個人的には学びに投資することは大事だと思っていますが、それ以上に時間に投資する方が大事と思っています。
学んで満足していては正直力がつかないので、まずはスクール等で身につけたこと+アウトプットしながら自力で頑張るという姿勢も大事と思います。
⑦「制作」に固執しないで収入の柱を少しずつ増やす
ある程度スキルがつき実務経験がついてからがおすすめですが、webデザイナーの仕事は何も「制作」だけじゃないんですね。
今までやってきたことを活かして応用できないか?という視点は本当に大事。
そして不安定なフリーランスたるもの「収入の柱を複数持つ」この考えは本当に大事です。
私も最初は制作で手一杯でイメージがわかなかった。
けど、とりあえず最初から知っておいて損はないです。
- 講師(webデザイン個人レッスン)
- 講師(ノンデザイナーのためのHP制作)
- 相談業(働き方)
- 相談業(web集客全般)
- インスタグラムの活用講座の開催
- WordPress講座の開催
- インスタ運用コンサル
- Web集客コンサル
- ブロガー(広告収入)
私も当時は「講師なんて初心者もいいとこの自分がとんでもない!」と思っていました。
ですが、2年目から必要性を感じ講師業を始め、講座を作ったり、個人で教えるサービスを作ったり・・・全て制作で培った経験を活かしてできたものでした。
正直自分は高卒で大したスキルもなく、webデザインで必死に頑張らないと!と思っていたのですが、意外に接客業や営業など会社員の経験がすごく役に立ったんですね。
人とお話しすることや講座などで伝えるということ、講座資料を作ること、相談にのること等々これらは、webデザインの勉強とは別で、過去の仕事経験で培ったものでした。
制作も好きだけど教えることって楽しいな〜とか資料制作が一番楽しいな〜とか新たな気づきもあったんですね。
これはあくまでも私の例ですが、このように色々トライしてみることで自分の仕事スタイルや自分にしかできないことが見つかると思います。
実際に講師をやったり相談業を始める方はwebデザイナーさんには多い印象です。
将来的に子供が増えたり、親の介護なども考える必要もあるかもしれません。
制作よりも講師の仕事の方が時間の融通が効くことも多いので、選択肢を増やすことはとてもオススメです。
私もフリーランス4年目で、子供が二人になり稼働時間をグッと減らしました。
具体的にいうと制作を単体で受けることはなくなりました。
- 制作したサイトの運用や修正
- 企業さんのWebコンサル
- 上記クライアントさんの販促品制作
- ブログでの広告収入
これがメインのお仕事になりつつあります。
こんな風に仕事を徐々に広げることができるwebデザイナーって良い仕事だなと改めて感じます。
まとめ、「行動」と「継続」が何より大事
以上、未経験子持ちの主婦が在宅フリーランスwebデザイナーになるためにやったことを7つの項目に分けて具体的に解説しました。
- フリーランスwebデザイナーとして稼げるようになる!と覚悟を決める
- 環境を作り1年間、徹底的にスクールでwebデザインを学んだ
- すぐにフリーランスとして仕事ができるよう勉強中から仕事を意識した
- 未経験でも名乗れば「フリーランスwebデザイナー」開業してとにかく行動した
- webデザインで稼げるようになるまではとにかくできることを仕事に
- webデザイナーとして常にスキルアップを忘れない
- 「制作」に固執しないで収入の柱を少しずつ増やす
我ながら長い道のりだったな、必死だったなと改めて思います。
ですが、31歳・子持ちでも思い切って挑戦して本当によかったなと心から思っています。
キーワードは「行動」「継続」。
これを意識すれば子供がいても30,40歳過ぎても関係ないと思います。
千里の道も一歩から!!!
小さなことから行動していけば必ず未来は変わります。
一緒に頑張りましょう(^^)
ブログでは、「未経験ママからフリーランスwebデザイナー」をテーマにお役立ち情報を発信しています。
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