webデザインスクールに通おうと思うけど高いから不安で決心できない・・・。無駄って聞いたりもするけど?
そんな疑問にお答えします。
まず、ある程度名の知れている大手スクールを選べば、カリキュラムやサポート体制がしっかりしているため、webデザイナーとしてスタートする基礎を身につける環境は必ず作ることができます。
問題なのは、スクール在学中の勉強(復習・自習)方法!
あくまで社会人ですので、自分でやるべきこともたくさんあります。
未経験・子育てしながらwebデザインスクールで猛勉強!1年でフリーランスwebデザイナーになりましたリエ(@olioli_web) です。
「スクール無駄」「スクール失敗した」「スクール辞めとけ」みたいな声をSNSなどで目にすると「う〜〜ん」となってしまいますよね。
しかし途中で挫折している人のほとんどが、「最初から甘く見ていた」「スクールに行けば良いと思っていた(自習や行動しない)」という人ばかりです。
そもそもスクールはwebデザインの学習を挫折しないために存在し、しっかりサポート体制があるのです!!
「うまく活用しないのは勿体無い」の一言。
webデザインスクールを徹底活用してスキルをより効率的に身につけるには?
在宅フリーランスとして活動していくためには?
という点に注目してやるべきことを7つまとめました。
私自身もスクール卒、即フリーランスとして開業し4年間生き残っています。やっておいてよかったことや、やればよかったという後悔も含めて解説します。
通学スクールに通っていた筆者の体験も含んでいますが、オンライン・通学など学習スタイル問わず、webデザインの学習に共通する内容となっています。
参考になれば幸いです。
①学習環境の確保と習慣づけ
webデザインの学習に途中で挫折してしまう人の大半が、この確保と習慣づけができていません。
新しいことを始めるにはまず物理的環境を整えることは必須です!
ましてや、子育て主婦や日中は働きながら・・・という生活スタイルであれば尚更!
- 作業時間の確保
- 作業環境の確保
これらが整うことで、圧倒的に勉強・作業効率が良くなりますよ!
1,作業時間の確保
「スクールに行けば良いと思ってた」と後から後悔する人、途中リタイヤしてしまう人は、自分で復習や自習をするといった考えがないことがほとんど。
スクールの授業はあくまでも一部。
授業で習った内容を復習して自分で操作してみる、または課題に取り組むなど、自宅で授業外にやらないといけないことは山ほどあります。
学習習慣をまずはつける!といった姿勢が本当に大事!
復習時間は最低でも授業の倍時間確保しましょう(3時間の授業なら6時間)。+課題や反復学習を加味して1日最低2時間は確保したいところです。
- 朝早く起きる
- 夜の自由時間を減らす
- 家事を時短する
- 子供を一時的に預かってもらう
等々
子育て中の主婦ママでも努力次第で時間を作ることはできます!
ちなみに私がスクール時代に習慣づけたのは、朝3時起き生活です。
初めはAM3:00?!とびっくりでしたが、人は慣れるもので、5年くらい朝活生活が続いています(もちろん今は、休むこともたくさんありますよ)。
朝は子供も寝てくれたり(小さいうちは起きてきますが・・・)外も静かですごく集中できますよ!
この「時間を作る」「習慣づける」という行動は、仕事をしてからもとても役立ちます。
仕事を始めてもその時間に自由時間や勉強時間を確保できるからです.
制作の仕事は「納期」が何より大切。学習中から意識することは本当に大切です。
2,作業環境の確保
主婦が勉強をスタートする場合、自分の部屋ってまずないと思います。
リビングの一角で良いので、すぐに学習や作業に取り掛かれる環境を作ることも大切です。
- パソコン+Wi-Fi環境
- 机
- adobeソフト
これらは必須です!
パソコンは、もし準備するならMacBook(最新モデルはAirでも十分)がオススメ!
後々でも良いのですが、外部モニターがあるとwebデザインはしやすく動画などでも学習もしやすいです。
机はダイニングテーブルでももちろんOK。
でもノートや資料を広げながら〜になるので、広いスペースが取れると良いです。
また自分のPCへのadobeソフトのインストールは、必須です!
スクールの割引や受講費用に含まれている場合がほとんどですが、ない場合も約半額で購入が可能です。
確かに・・・スクール選びで必死だったけど環境を整えないとダメだね
②とにかく最初は復習・反復、ソフトの使い方を体に叩き込む
webデザインって華やかなイメージがありますが、実際の作業はかなり地味です。
画像作成など目に見えるデザイン(PhotoshopやIllustrator)とコーディング(html・cssなど)、この2つが繋がってくると一気に面白くなりますが、最初は淡々と基礎的な操作を覚えていく感じ。
特にコーディングは「今何やってるんだっけ?」ってなります。
数ヶ月くらい続けていると、この点と点が線で繋がる感覚になって一気に楽しくなります。
そこにたどり着くまでは、最初はひたすら同じことの繰り返し、反復学習を意識しましょう。
- 集中して授業をしっかり聞く&メモりまくる&理解する
- わからないことはその日に必ず質問
- 家に帰って復習・やってみる
- 何回か繰り返す
- 翌週には前の週の内容を体で覚えている状態
- 復習してわからないところは、必ず質問する
一見退屈に感じることもあるかもしれませんが、最初はソフトの操作を体や感覚で覚えることが大事!
webやデザインはネットに情報がたくさんありますが、浮気せずにまずはスクールで教えてもらったこと、目の前の課題などに全力で取り組みましょう!!
授業でやった内容を暗記するくらいやると、自然に手が動くようになってきますよ。
私も最初の1ヶ月はひたすらイラストレーターでカニの絵を描いていましたし、コーディングに関しては、苦手意識があったので授業と同じサイトを何十回と作りました!おかげで体が覚えました(笑)
学習する内容はもちろん大事ですが最初は、量>質も大事。
筋トレやスポーツと同じですね!
③小さなことでも質問しまくる
初めてのこと、特にwebデザインはすぐに理解できないことも多いです。
わからないことがクリアにならないとなかなか次に進めないですよね。
チリも積もれば・・・で「小さな??」が増えると段々とついていけなくなったり、逃げたくなることも。
疑問は小さなうちにすぐ解決!!
これが鉄則です。
そのためスクールの自習室や質問チャット、授業中も遠慮せずバンバン質問しましょう。
他の人の迷惑では?等は気にしないことも大切。
実はみんな「?」だったり、他の人の質問で気づきになることも多いんです。
高い学費を払っているんだし遠慮は本当に不要!
講師の先生とも仲良くなれるので、たくさん質問した方が得ですよ!
私も復習して疑問点をまとめておいて、毎回授業後には残って質問していました。
④課題は全力で取り組む、必ずフィードバックを受ける
webデザインのスクールは必ず課題があります。
課題に関しては、
- 何がなんでも期限内に提出する
- 全力200%で取り組む
この姿勢が本当に大事です。
理由としては・・・
- アウトプット(習った技術で何か制作すること)で圧倒的に力がつく
- 仕事になったら添削はしてもらえないこと
のためです。
良かったら「次もお願いします」でダメなら「次回はなし」
正直こんな世界なので、フィードバック・添削は本当に大切です。
どこが良い?どこをどう直すと良い?をプロの講師にしっかり聞きましょう。
そして期限内に提出することは、納期を守ることと同じ。
納期を守れない人は、フリーランスとして仕事はできない
これは声を大にして言います。
学習時代からこの「何がなんでも期限内にやる」意識は本当に大切なんです。
私も時には徹夜して仕上げていました(笑)
当時は必死でしたが良い思い出ですし、先生に皆の前で褒めてもらえるのはとても嬉しかった!!(ダメダメで落ち込むこともありましたがw)
⑤スクールの制度や特典は積極的に活用する
- スクール内のコンペ
- スクールからの案件紹介
- その他チャレンジできる制度
- キャリア相談や支援
など
内容は違えどスクール独自の制度が何かしらあると思います。
架空の制作物<実案件
指定のある制作や実際にクライアントを想定しての制作は何よりも力がつきますし、実績作りになります。
さらに、講師に添削してもらえるという場合は尚更ラッキー!
このようなチャンスがあれば必ず参加しましょう。
デザインの一番の上達方法は「人に見てもらい評価を受けること」
最初は恥ずかしいと思うこともありますが、早いうちからやっておくと良いですよ。
他にもスクールカウンセラーや講師に相談できる環境があれば積極的に利用しましょう。
決して安くはないスクール費用。
授業料はもちろんですが、物資も環境も全て含めての料金です!
何がなんでも元をとる!使えるものは使いたい倒す!こんな姿勢も大事だと思います。
⑥webサイトは必ずレンタルサーバーにアップする
コーディング(html,css)の授業の過程では、必ずwebサイトを制作します。
ただ、基本的に自分のPCに保存して制作するのでそのままでは本来のwebサイトとは少し違うんですね。
実際のwebサイト(ホームページ)は、レンタルサーバーという外部のサーバーを契約しそこにhtml,cssなどの必要なファイルをアップロードします。
サーバーにアップすることで、初めて「インターネット上で見られるwebサイト」になります。
webサイトを置く土地だと思えばOKです。
これは、スクールによって異なりますが、サーバーの細かい扱いまでは授業でやらないことも多いです。
自分自身のポートフォリオや営業サイトを作ったり、このサイトのようなブログを作るにはサーバーを扱えないとできません。
ある程度学習が進んでからで良いので、特に在宅フリーランスを目指す方は必ず在学中にやっておきましょう。
「サーバーを使えないwebデザイナーはペーパードライバーと一緒だ!」
という私の講師の名言も説得力ありますよね^^;
サーバーを扱えるようになると、WordPressでのサイト作成も可能になります。
余裕があればWordPressの開設も練習すると良いでしょう。
ちなみにレンタルサーバーは、最低2社くらいは触っておくと良いです。
会社によって操作が結構異なり、実際触って使いやすいものを選んでいくと良いでしょう。
こちらの2社は、安心の大手で操作方法のネット情報・解説も豊富です。
実際にお仕事を始めてからも使いやすいです。
アップロードの練習をしたい!という場合は、ロリポップのライトプラン(月額220円)で十分です。
⑦クラスメイトとの交流も大切にする
もちろんスクールはwebデザインの勉強をする場です。
でも、クラス制のスクールに通える人はぜひ「仲間を作る」という意識も忘れないでいてほしいと思います。
まず授業中や休憩時間などお互いわからない箇所や欠席した時の補填ができます。
人に教えることは最大のアウトプットなんですね。
人にどうやって伝えるか?説明するか?を考えるとより学習内容が定着する(というか人に教えられればマスターしてます!)んですね。
また、困った時、休んだ時、自分も助けてもらえることもあります。
卒業後も進路やお仕事について情報交換したり、中にはスクール制同士でチームを作って活動するような人も増えています。
私も授業中や欠席した時は、助けてもらえたり(逆も然り)卒業後も仲良くしていてプライベートでも交流があったりフリーランスとして情報交換したり、今でも同スクールの友人は励みになる存在です。
仕事を抜きにしても、同じ目標に向かって頑張る仲間の存在は心強いです。
大人になって、ママ友以外で友人を作る機会はなかなかないもの。
切磋琢磨できる仲間を作れると学習もより効果的になるでしょう。
【まとめ】webデザインスクールを無駄にしないために
せっかくwebデザインスクールに投資して勉強するなら必須!ということを実体験を含め解説しました。
①学習環境の確保と習慣づけ(時間・環境)
②とにかく最初は復習・反復、ソフトの使い方を体に叩き込む
③小さなことでも質問しまくる
④課題は全力で取り組む、必ずフィードバックを受ける
⑤スクールの制度や特典は積極的に活用する
⑥webサイトは必ずサーバーにアップする
⑦クラスメイトとの交流も大切にする
スクール選び、入学して満足してはダメです。
重要なのは学習を始めてから、そして卒業後が本当のスタートなんですね。
長い道のりに感じるかもしれませんが、本当に小さいことの積み重ねです。
私自身も最初の習慣づけに苦労しましたが、一度習慣になると怠けなくなるので早いうちに取り組むのがおすすめです。
webデザインスクールを最大限に活用し、自分でも学習・制作習慣をまずはつけていきましょう。